- HOME>
- ラミネートベニア
ラミネートベニアってどんな治療?
ラミネートベニア(Veneer)とは、歯科の審美歯科分野で用いられる治療方法の一つです。ラミネートは「貼り合わせる」という意味であり、ベニアは「薄板」という意味です。この方法では、薄いセラミック製のシェル(薄板)を歯の表面に貼り付け、歯を美しく見せるための手法です。
ラミネートベニアの5つの特徴
審美性の向上
ラミネートベニアは歯の形や色を改善するために使用されます。歯の色が変色している、形が不揃いである、隙間が気になるなどの問題を解決します。
薄削り
歯の表面をごく薄く削り、その上に薄いセラミックのシェルを貼り付けます。削る範囲は通常わずかで、歯の組織を最小限に保つことができます。
自然な見た目
セラミックは天然歯とよく似た外観を持ちます。そのため、ラミネートベニアを使用しても自然な見た目を維持します。
耐久性
セラミックは丈夫で耐久性があり、長い間美しい状態を保ちます。適切なケアとメンテナンスが行われれば、数年から十数年以上も持続することがあります。
多様性
歯の形状や色調に合わせてカスタマイズ可能です。また、一度の診療で複数の歯に適用することもできます。
歴史からみるラミネートベニア
ラミネートベニアの歴史については、ハリウッドの映画産業の成長と関連があります。1920年代、映画俳優たちは美しい外見を求め、歯の美しさも重要視されるようになりました。そのため、映画撮影用に取り外し可能な差し歯(クラウン)が使用されました。
1990年代には、歯科治療の進化とともに、歯の美しさを重視する流れが広まりました。プラスチック(レジン)を使用したり、セラミック(ポーセレン)の素材が導入されたりし、歯の色や形を改善するために活用されました。特にセラミック素材は耐久性と自然な見た目の両方を備えており、ラミネートベニアの重要な選択肢となりました。
近年では、セラミックの改良や新しい材料の登場により、ラミネートベニアの効果と快適性がさらに向上しています。技術の進歩によって、より多くの人々が美しい歯並びと笑顔を手に入れることが可能となりました。
知ってください!ラミネートベニア治療の注意点
ラミネートベニアは歯を削ります。歯の削り込みは0.5~0.8mm程度と少量ですが、美しい仕上がりのために必要です。セラミックの板が治療を始めたときには違和感を生じることもありますが、時間の経過とともに軽減します。セラミックは美しさと耐久性を備えますが、衝撃には注意が必要で、破損のリスクがあります。ご自身の噛み癖や習慣にご注意ください。
治療には注意点もしっかりとご理解をいただいた上で進めることが大切です。ご不安や疑問点があればお気軽に当院までご相談ください。